量子ビームの散乱、回折、吸収、発光現象を駆使し
無機・金属材料の化学状態、結晶構造、組織解析を行う研究室です

About us

本研究室ではX線、中性子、電子線の量子ビームを駆使し、
鉄鋼および非鉄金属の「変形、強化、破壊」を指導するナノ〜マイクロ〜メソスケールの
化学・物理構造解明に関する研究を行っています。
世界競争力を担う素材開発には、素材の示す特性や現象を導く原理の理解が欠かせません。
量子ビーム解析により素材開発を加速すると同時に、安全・安心な素材開発に資する材料科学を発展させることで社会に貢献します。

Information

  1. 第61回X線分析討論会(2024年10月31日)にて武位祐我くん(4年)がポスター発表にて学生奨励賞を受賞しました。
  2. 日本銅学会論文賞を柄澤誠一くん(M2)が受賞しました。(2024年10月)
  3. 日本金属学会2024年秋期講演大会にて河野龍星くん(M2)が優秀ポスター賞を受賞しました。(2024年9月)
  4. 日本金属学会2023年秋期講演大会にて馬場可奈さん(M2)が優秀ポスター賞を受賞しました。(2023年9月)
  5. 日本銅学会第54回論文賞を水澤和大くん(M2)が受賞しました。(2022年10月)
    銅合金におけるGN転位とSS転位の低温焼鈍に伴う回復現象を解明したことが高く評価されました。
  6. 日本銅学会第54回論文賞を林桃希くんが受賞しました。(2020年10月)
  7. 第55回X線分析討論会(2019年10月31日)にて中川康太朗くん(M1)が「X線回折ラインプロファイル解析に基づく金属材料の加工硬化挙動の定量的解釈」と題した口頭発表にて奨励賞を受賞しました。
  8. 日本鉄鋼協会第177回春季講演大会(2019年3月21日)にて林桃希くんと中川康太朗くんがポスター賞を受賞しました。共同研究者の先生、企業研究者の皆様のご指導、ご助力に御礼申し上げます。
      
  9. 2018年11月3日に伊藤美優さんが日本銅学会第52回論文賞を受賞しました。
      

  10. 2018年9月19日に日本鉄鋼協会秋期講演大会にてシンポジウム「微細組織形成過程解析のための観察と予測技術」を開催します。集合組織をメイントピックに、アメリカLANSCEのSven C. Vogel博士を招聘し、最新の解析、シミュレーションについて議論します。(詳細)
  11. 2018年2月9-10日に仙台市秋保にてシンポジウム「最先端解析技術を用いた金属材料の特性解析と制御」に参加しました。(詳細)
    当研究室から伊藤美優さんと黒田あす美さんが発表しました。
      

Research

  1. 金属組織内の転位キャラクター定量化を指向したX線・中性子回折解析法の開発と応用

    a) 金属材料の変形中・高温下、相変態に伴う転位組織形成と材料強化機構の理論的解釈の実現
      

    b) 銅合金の合金組成や組織形態が及ぼす転位強化機構の解明
     

    c) 双晶形成、マルテンサイト変態による組織強化と転位による加工硬化(詳細)

     

    d) X線、中性子回折を用いた転位組織解析法の高度化
     

  2. J-PARC/MLF iMATERIAビームラインにおける金属組織先端解析システムの構築 (CROSS研究員として活動)

    a) リートベルト解析を用いた強集合組織系複相合金の相分率解析法構築
    b) 集合組織の迅速測定システムの構築
    c) 高温・変形その場測定システムの構築

  3. 新しい集合組織制御技術の開発

    a) Cube組織を持つ新規Fe-Coパーメンジュール合金の開発
    b) 熱間加工プロセスを用いた電磁ステンレス鋼の集合組織制御
     

茨城大学大学院理工学研究科 量子線科学専攻 佐藤成男 研究室

〒316-8511 茨城県日立市中成沢町4-12-1

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